kind のいろいろな使い方

●次の日本文を英文にしましたが、訂正したい箇所があります。

「その任務を彼らが成し遂げるにはちょっと難しいと思った。」

I thought the mission was a kind of difficult for them to achieve.


民間会社による宇宙旅行計画やヨーロッパから打ち上げられた彗星探索機など、毎日のように科学は進歩しており、「素晴らしい」の一言ですね。


このままだと少し違った意味に取られることもあるでしょうが、それ程、まずくもないので、伝わらないということはありません。

さて、難しい単語もいくつかあるので少し補足します。

mission は「ミッション」で日本語でも、そのまま使っていますね。

achieve は動詞で「達成する、成し遂げる」などの意味があります。

■それでは、最初の英文をどのように訂正すれば良いでしょうか。

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＜Continuance＞

【正解例】

I thought the mission was kind of difficult for them to achieve.

訂正が必要な箇所は a kind of でした。

この a 取って kind of とします。

a kind of は「一種の」とか「ある種の」などの意味ですが、kind of は「少し、ある程度」などの意味になります。

両方とも何となく似たような感じで使えそうですが、この英文では、difficult という形容詞だけが繋がっているのでどのみちa kind of とすることができません。

次のような英文であれば a kind of とすることも可能です。

It was a kind of difficult mission.
「それはある種難しい任務だった。」

また、kind of は、次のように一般動詞の直前に置くこともできます。

I kind of want to eat an insect like that once.

「あんな虫も一度は食べてみたいところはあるね。」

このように「絶対」ではなく、「何となく」というような感じを表現できます。

中学英語では kind は「親切な」という意味ではよく使われますが、このような使い方があることも覚えておくと良いでしょう。