●次の日本文を英文にしましたが、訂正したい箇所があります。
「誰もが自分たちの欠点を気にかけているとは思いません。」
I don’t think everyone is worried about their faults.
欠点や短所は誰にでもあるものです。
実はこの英文では、ある単語が文法的には間違いとなりますが、
会話的な表現としてはほぼ問題ないと言っても良いでしょう。
それは、その単語の使い方が普通となってきているからです。
少し難しい単語もあるので、その説明もしておきます。
Fault は「欠点、短所」という意味ですが、
この他に weak point, shortcomingなどいろいろあります。
今回も少し難しいかもしれませんが、
基本を理解していればすぐにその箇所に気が付くと思います。
ただ、どのように訂正するべきか、というところが難しい部分でしょう。
また、文法的に訂正すると少し長くなってしまいます。
間違いを恐れずに頑張って考えてみてくださいね。
■それでは、最初の英文をどのように訂正すればよいのでしょうか。
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【正解例】
I don’t think everyone is worried about his or her faults.
that 以下ではeveryone が主語になっていますね。
everyone は基本的に単数扱いなので、その後の their を
文法的には単数にする必要があります。
しかし、everyone が男性なのか女性なのか分かりませんし、
どちらかにすると男女差別のようになってしまいます。
そこで、その両方を表すために his or her とします。
ところが、これでは書くにしても、言葉にするにしても
少し長くなってしまい、何となく不便を感じますね。
したがって、これらを解消するような感じで、
everyone が単数扱いであっても their で受けることが
多くなってきたという事です。
当然ながら、言葉は文法から作られるのではなく、
日常の生活の中で少しずつ作られ変化していきます。
こういう面からも、学校で習うような英語ばかりを覚えていれば、
実際の会話では、わけが分からなくなることもあります。
もちろん学校英語の文法も大切ですが、例外的なものなども探してみましょう。
言葉は日々どんどんと変化しています。
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