英語文法 忍者ブログ
英語は失敗から学んでいくのです。 初級英文法を間違った例文をもとに分かりやすく解説します。 中学生や英語のやり直しを考えている方などのご訪問をお待ちしています。
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2017/06/25 (Sun)
●次の日本文を英文にしましたが、文法的に訂正したい箇所があります。

「大統領は、私は決して何も間違った事はしていないと言った。」

The president said, “I have never done nothing wrong.”


どこかの国の大統領たちは、どうも怪しい事ばかりしている感じですね。

世界はこれからどうなっていくのでしょうか?


さて、今回の英文は少しややこしい事になっており、このままだと文法的には不自然な英語になってしまいます。

ただ、普通に理解して貰えることにはなるでしょうし、逆に突っ込みを入れられる可能性もあるでしょうね。

学校のテストだとバツにされる可能性が高いでしょう。


■それでは、あなたなら最初の英文をどのように訂正しますか。

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<Continuance>
【解答例】

The president said, “I have never done anything wrong.”

never … nothing を never … anything に訂正しました。

厳格に言うと、never … nothing は1つの文の中で2回否定する、二重否定という形になってしまうのです。

つまり、文法的に否定の否定は肯定ということになるということですね。

敵の敵は味方だという論理と同じです。

これは、初級者の方などには少し難しいかも知れませんが、「間違っていないことは何もしていない」という意味に取れるのです。

ネイティブであっても間違いをすることがあります。

今回の例文のように、最初に否定の言葉を使ったことを忘れて、ついつい否定の語句を後で使ってしまうのです。

私たち日本人が日本語を使い間違えることも日常茶飯事なので、英語を使うネイティブも間違った英語をいっぱい話しているのです。

しかし、しかしです。

実はこのような表現にはもう一つ裏があるのです。

俗語的な言い方では正しい言い方になっているという側面があるのです。

つまり、このような表現は、さらに強い否定を表す時に使われているということなのです。

I have never done nothing wrong.
俺は絶対に間違った事なんか何もしてないぞ。

みたいな感じになるわけですが、知っている人は、So you’ve done something wrong, haven’t you?「じゃあ君は間違ったことをしたんだね。」と、わざと突っ込まれたりするわけです。

次の場合も never と without の否定語が2つあり、これは通常以下のように訳されます。

The old woman never sees us without a smile.
「そのおばさんは微笑むこと無しに私たちに会うことはありません。」
      ↓
「そのおばさんは私たちに会えば必ず微笑んでいます」。
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