let の使い方

●次の日本文を英文にしましたが、訂正したい箇所があります。

「監督は私を先発メンバーとしてプレーさせてくれました。」

The coach letted me to play as a starting member.


※ a starting member 先発メンバー


ここで出題する問題は、最近少しずつ難しくしていますが、
基礎的な部分も含まれており、中学では習わないような事項であっても
日常的には非常によく使われるものも選んでいます。

また、文法に難易度はあっても、実社会における会話においては
難しいとか簡単とかはあまり関係ありません。

自分の知っている事、知りたい事、知って欲しい事などを
いろいろな形で話しているだけのことです。

少しずつレベルを上げて、学習してみてください。

でも、今日の本題は、文法的に中学生でも解けるものです。

たとえ間違ったとしても、気を落とさず英語学習を継続してくださいね。


■それでは、最初の英文をどのように訂正すればよいのでしょうか。

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＜Continuance＞

【正解例】

The coach let me play as a starting member.

よくわからなかった方は、動詞であるlet の使い方を
もう一度確認しておきましょう。

この動詞は、原形も過去形も同じ let になります。

いわゆる「不規則動詞」の一つですが、
形が変化しない不規則動詞ということです。

次に let は、ここでは「～させてくれる」というような意味ですが、
この使い方は、“人”をこの語の後ろに持ってくると
「let＋人＋動詞の原形」の形で使え、to は不要となります。

何を隠そう、（隠しませんが）このメルマガのコーナーでも
LET ME SAY ANYTHING というのがありますから、
気が付いた方もたくさんおられたことでしょう。

もし、全然気が付かなかったという方がいれば
実に“灯台下暗し” The lighthouse does not shine on its base.
であったかも知れませんね。

何かとひっかけ問題でもよく見かけるものですが、
普段から口に出して練習しておくと良いでしょう。

Let me go.

Let me try.　僕にさせてよ。

動詞の部分をいろいろ変えて言ってみましょう。

また、動詞ばかりでなく副詞や前置詞なども使われます。

Let me in.　中に入れてよ。

Let him out.　彼を外に出させてよ。

Let her alone.　彼女を一人にさせてあげて。

ところで、letted という言い方で通じないことはありません。

同じように speak の過去形はspoke ですよね。
でもspeaked と言っても訂正はさせられますが、理解は得られます。